どのサイズのパン粉を使用するとどのようなフライになるのかご紹介します。

パン粉サイズの選び方は、ビジュアル重視で料理としてかっこいいと思えるものがよいと思います。とんかつには粗めを、串かつには細かめがおすすめです。

パン粉が粗ければ粗いほど歩留りが悪くはなりますが、迫力のあるとんかつに仕上がります。

とんかつ専門店では部位や目方の違いで数種類の豚肉を揚げることになるはずです。

仮にロース肉を１３０ｇ、１８０ｇ、２５０ｇと分けた場合、それぞれの目方に合わせてパン粉のサイズを変えることができれば理想かもしれませんが、なかなかそうもいかないので全ての目方にバランスよく使えるサイズとなるとLサイズが最も適しています。

串かつ専門店では素材重視の場合が多く特に創作串はパン粉とのバランスが重要です。とんかつと違い串かつはバッター液（ねりや）でパン粉付けをしますが、このバッター液とパン粉には相性があります。バッター液のレシピは各お店で千差万別ですが、パン粉が細かければ細かいほどバッター液の繊細さが求められます。あまり粘度の高いドロドロしたバッター液ですとパン粉の細かさが負けてしまいます。生パン粉はSSSサイズが、乾燥パン粉ではSSサイズが適しています。