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The CRIMSON PANKO(紅パン粉)
製造のきっかけは激辛料理への嫉妬心でした。
真夏に消費の落ちる揚げ物が春夏秋冬ニーズのある激辛料理として入り込めないかと思い、辛み成分を練り込んだパン粉の構想に入りました。
しかしながら構想の段階で黒いパン粉同様、既存のパン粉に色や成分が付着してしまうリスクが想像できます。そこで辛み付けは断念し、色味で辛さを連想させるパン粉を作ろうと考えました。
色素は種類・成分により添加量に制限があり、辛みを表現できる思い通りの色味になかなかなりませんでしたが、ベニコウジ色素を用いたことで鮮やかな紅色のパン粉ができました。ここでも通常の生産ラインとは別に手作業の比率を高めています。
紅パン粉は生の状態と揚げ上りの後の変色を極力抑えるため糖分を減らしています。通常の糖度ではパン粉自体のメイラード反応で茶色と赤が混ざった色合いになります。そこで低糖度にすることでより鮮やかな色になるようにしています。
ベニコウジ色素自体の味や香りは全くといっていいほどありません。見た目以上に淡白なので素材を活かすパン粉になっています。
フライの衣にぜひどうぞ。丸やハート形のコロッケなどかわいいと思います。
さてこの「紅パン粉」の試作を続けるうちに従業員が「赤(あか)パン粉」と呼びはじめました。パン粉に馴染み深い者は「赤パン粉」と聞くと、食パンの皮で作られたパン粉や廃棄されるパンの寄せ集めで作られたパン粉と認識します。
廃棄されるパンを集めて粉砕して作られたパン粉は現在トレサビリティの観点からあまりよいものとはいえません。一方パンの皮から作られたパン粉は各パン粉メーカーが一生懸命に作ったもので、皮であろうが白い部分であろうが成分は同じものです。にもかかわらず皮から作られたというだけで「赤パン粉」と呼ばれ価値の低いものと位置づけられてしまう現実があります。
この紅色のパン粉が新たな「赤パン粉」として成り代わり、今までの「赤パン粉」は「皮付きパン粉」など異なる名称に変え、価値の低いパン粉であるという根本的な認識を変えていきたいという思いが生まれました。
The CRIMSON PANKOは無償サンプル対応はしておりません。販売のみとなります。500g袋1袋よりご注文を承ります。